ノミ・マダニ・蚊が媒介する主な感染症

夏休みももうすぐ終わりですね〜、徐々に太陽が落ちる時間が早くなりましたね!

秋は虫の活動も活発になります🕷

 

特に、ノミ・マダニ・蚊は犬猫や人に感染症を移してしまうことが報告されています。

これが、ワンちゃん・猫ちゃんで、ノミ・ダニ駆虫をしっかりやらなければいけない理由でもあるんですね!

 

今回は、ノミ・マダニ・蚊が媒介する感染症について解説していきます!

 

ノミ・マダニ・蚊が媒介する主な感染症

 

概要
マダニ SFTSウイルス感染症 血小板や白血球という血液成分が減少する病気です。現在のところ発症を確認しているのは人 関東でも2021年に初感染の報告がある→詳しくは
日本紅斑熱 × × マダニに咬まれることで”リケッチア”という菌が感染し、発熱や倦怠感が起こります。現在のところ発症を確認しているのは
犬バベシア症 × × マダニに咬まれることで”バベシア”という寄生虫が感染し、貧血を起こします。現在のところ発症を確認しているのは
猫ヘモバルトネラ症 × × 赤血球が破壊されて貧血を起こす病気です。現在のところ発症を確認しているのは
ライム病 × 発熱・倦怠感や斑状の皮膚病などが起こります。現在のところ発症を確認しているのは人と犬
ノミ 猫ひっかき病 × × 動物に引っかかれることでが発症。動物同士の感染の媒介をするのがノミ。
瓜実条虫 人はノミを潰した手などについた幼虫が経口感染・幼児は気を付ける必要があります。
デング熱 × × 発疹・頭痛・消化器症状が現れます。現在のところ発症を確認してるのは
犬フィラリア “フィラリア”という寄生虫が蚊を媒介してに感染し、フィラリアが血管を詰まらせて命を奪います。

 

マダニの生態

さっきの表の通り、マダニは多くの感染症を犬猫、人にまでもたすことがあります。

マダニは種類によって出現する生息地や季節が異なるため、その生態を少し紹介します。

 

マダニのライフサイクル

マダニは、幼ダニ→若ダニ→成ダニと成長します。下の写真のように、成ダニは吸血するととても大きくなります。

マダニのライフサイクル

幼ダニ、若ダニ、成ダニともに草や木に登って、ペットに寄生する機会を待っています。

ノミダニフィラリア.com

 

マダニの生息地

日本に生息するマダニは10種類以上。どんな気候、場所にも適応し、寄生の機会を狙っています。北海道や日本海側、東北を含む全国でその姿を確認することができます。

日本に生息するマダニ

種類 分布
シェルツェ
マダニ
北海道・中部の山岳地帯
タネガタ
マダニ
全国
フタトゲチ
マダニ
全国
ツリガネマチ
マダニ
本州、九州
キチ
マダニ
全国
タカサゴキララ
マダニ
西日本
クリイロコイタ
マダニ
沖縄、九州、西日本の一部
ヤマアラシチ
マダニ
本州、九州、沖縄
ヤマトチ
マダニ
四国
ミナミネズミ
マダニ
沖縄
ノミダニフィラリア.com

 

 動物由来感染症

わかりやすくまとめられた資料がありましたのでリンクを貼ります。

 

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000164909.pdf