避妊・去勢手術手術によりワンちゃん、ネコちゃんと飼い主様双方のストレスを減らすことができます。また、『寿命が伸びること』もメリットとして挙げられます。
手術のメリット
雌犬
- 発情時の出血がなくなる
- 発情に伴うストレスからの解放
- 食欲低下(偽妊娠からくる行動)などがなくなる
- 卵巣、子宮疾患の予防
- 乳腺腫瘍の発生の減少
雄犬
- オス特有の病気の予防
- 発情のストレスがなくなる
- 攻撃性の低下
- マーキング、マウンティングの減少
雌猫
- 望まない妊娠を防ぐことができる
- 発情時の鳴き声がなくなる
- 卵巣、子宮疾患の予防
- 乳腺腫瘍の発生の減少
雄猫
- オス特有の病気の予防
- 発情のストレスがなくなる
- 望まれない繁殖を防ぐことができる
- 攻撃性の低下(性格が穏やかになる)
- マーキングの減少
手術のデメリット
- 太りやすくなる
- まれに尿漏れなどがみられることがある
ワンポイント 体質の変化について
手術後に男性または女性ホルモンのバランスが変わるため、エネルギーの要求量も変化します。
これは新陳代謝が落ちるため、カロリーの消費が悪くなり、体に蓄えてしまうのです。
術後に与える1回の食事の量を約1割程度減らして頂くと良いと思います。それでも太ってします場合は要相談です。
手術の時期
子犬・子猫
- 避妊も去勢も、初回発情前(生後6~7ヶ月)が目安です。
- 犬・猫いずれも、初回発情前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発症を高い確率で予防できることがわかっています。
- オスの場合、本能的行動が現れる前に手術をすることで、スプレー(猫)やマーキング(犬)をする癖がつかないといわれています。
成犬・成猫
- いつでもできますが、メスはできれば発情中を避けて下さい。(発情中は普段より子宮が腫れているため、出血が多くなるからです)
- 中年期(およそ5歳)以上になると、より詳細な術前検査が必要になる場合があり、犬や猫の体力を考えても、より早期に手術を行うほうがリスクは低くなります。