コロナの巣ごもり需要もあって、ペットを飼う方がだんだん増えていますね。
特に、飼いやすいといった理由から猫を飼い始める方が多いようです。
ペットのいる生活はとても幸せですが、
品種ごとの飼い方やかかりやすい病気の知識も知っておくとなお良いですね!
今回は、よく飼われている猫の品種ランキングと、
品種ごとのかかりやすい病気についてまとめて解説したいと思います!
猫の人気品種ランキング
アニコム損保さんの発表によると、品種の人気ランキングは以下の通りです
(5位まで掲載)
1位 スコティッシュ・フォールド(17.6 %) 2位 マンチカン(11.5 %) 3位 混血猫(雑種)(10.3 %) 4位 アメリカン・ショートヘア(8.4 %) 5位 ノルウェージャン・フォレスト・キャット(6.7 %) ※ ()内の数字は全品種中の割合
全51,874頭を対象とした調査の結果、このような順位となりました。
特にスコティッシュ・フォールドは、13年連続1位の人気を誇るようです。
人気品種がかかりやすい病気
さまざまな品種を先祖に持つ混血種(雑種)に対して、
ある品種だけを先祖に持つものを純血種と言います。
純血種は遺伝的に似ているため、品種ごとに特定の病気にかかりやすかったりします。
まず猫全体がかかりやすい病気を、
それから、ランキング上位の品種がかかりやすいと言われる病気を見ていきましょう!
ポイント!
純血種には、性格的な特徴がみられる品種もあります。
中には気性が荒い品種もいるため、動物病院での処置の時にネットに包むなど特別な対応を行うこともあります。
猫全般がかかりやすい病気
猫ちゃんの病気は「下痢や嘔吐」といった消化器疾患が最も多く、
それに次いで「おしっこの病気」、「皮膚病」が多いと報告されています。
混血猫を含めどの品種でも起こる可能性があるので、
ウンチやおしっこに異常がないか、など日頃から注意して見てあげると良いでしょう。
スコティッシュ・フォールド
- 泌尿器疾患
シュウ酸カルシウム結晶という、尿石の元が生まれやすいです。
オスや避妊手術後のメス、高齢猫のリスクが比較的高いと言われます。
- 軟骨や骨の形成異常(骨瘤)
関節の腫れなど、手足の短い猫に起こりがちな疾患です。
以下にまとまっているのでご紹介します。
ポイント!
スコティッシュ・マンチカンなどの手足の短い品種は、生まれつき関節疾患の素養を持っています。
また検査の際、無闇に傷つけないために手足ではなく首の血管から採血することもあります。
マンチカン
- 軟骨や骨の形成異常(骨瘤)
こちらは、先ほどのスコティッシュ・フォールドと同様の疾患です
アメリカン・ショートヘア
- 肥大型心筋症
比較的よく見られる疾患です。中〜高齢猫の、特にオスによく発症します。
呼吸の異常や咳といった症状や、健康診断での心雑音などから病気が見つかることがあります。
こちらも、以下にまとまっているのでご紹介します。
ノルウェージャン・フォレスト・キャット
- 糖原病(神経疾患)
体内でグリコーゲンを合成したり、分解したりする経路に生まれつき異常があるせいで、肝臓が腫れたり低血糖を起こす病気です。
ノルウェージャンの中でもまれな病気で、発症するとしても6ヶ月齢以下が多いと言われます。