春になって、ワクチンを打ちに動物病院に行かれた飼い主さんも多いのではないでしょうか?
その時一緒に検討して欲しいのが、『健康診断』です。
「まだ若いし、元気だし、まあいいかな」という方ももちろんいらっしゃいますが、
年に1度しか動物病院に来ない場合、病気のリスクも気になるところです。
- なんで必要なの?
- どんな検査をするの?
- いつ受ければいいの?
『健康診断』がどうして大切なのか、いつ頃から受けたらいいのか、
ご自宅の子の長い健康のためにも、この機会に知っておきましょう。
健康診断について知ろう
- 「根治可能」な疾患を早く見つけられる
- 病気の「進行を遅延」できる
- クオリティオブライフ(生活の質)を向上できる
ポイント!
猫ちゃんで特に多い、腎臓病などの早期発見のためにも健康診断が大切です。
また、ワクチンやノミ・ダニ予防、普段の生活についての相談などを、動物病院で定期的に行う良い機会にもなります。
健康そうに見えて、少しずつ病気が進行していることも多くあるので、健康診断の必要性も改めて検討して見て下さい。
健康診断の受け方
猫は何歳くらいで大人・高齢になるの??
- 中年齢:7〜10 歳
- 高齢:11〜14 歳
- 超高齢(老齢):15 歳以上
猫は、7歳を超えると中年齢とも言われます。
それまで健康に生活できていても、この頃からは病気のリスクと向き合う必要が出てくると覚えておきましょう。
猫にオススメの健康診断の時期やメニュー
猫の健康と福祉に関する高度な情報をペット医療に提供し、猫のより良い治療とケアを目指す「ICC(インターナショナルキャットケア)」から、年齢別に推奨される健康診断の頻度やメニューが発表されています。
• 7歳齢未満の猫 – 年1回の健康診断:体重測定、身体検査 • 7〜10歳齢の猫(成猫) – 年1回の健康診断:血圧測定、尿検査、血液検査を追加 • 11〜14歳齢の猫(高齢猫) – 6〜12カ月毎に健診:血圧測定、尿検査、 血液検査、甲状腺検査を含める • 15歳齢以上の猫(超高齢猫) – 6〜12カ月毎に血圧圧測定、尿検査、血液検査、 甲状腺検査
当院の健康診断コースのご案内
当院では、3〜6月の狂犬病やワクチン接種の時期に、お得な健診パックを提供しています。思ってもみない時に、突然やってくるのが病気の怖いところです。犬種・猫種や年齢を考慮して先生からお奨めすることもありますが、もちろん無理に受診する必要はありません。
健康で余裕のある時こそ、家族の体に異変が起きてないかチェックしてあげることも検討してみて下さい。