飼い主さんからのご質問が多かったため、投稿させていただきます。感染症についてわかりやすい記事がありましたので引用させていただきました。詳しい記事はページの一番下に添付させていただきましたのでご参照ください。
犬や猫などから人にうつるコリネバクテリウム・ウルセランス感染症による死亡例が国内で初めて報告がありました。
この感染症は猫、犬のくしゃみや鼻水などからうつる傾向があります。のどの痛みやせきなどの症状が出て、重症化すると呼吸困難などで亡くなることがあります。
厚労省によると、女性は2016年5月、呼吸困難になり、救急車で医療機関に運ばれ3日後に亡くなった。血液などから菌が検出された。女性は屋外で猫3匹にえさをやって世話をしていたといい、その猫から感染した可能性が高い。
同省の担当者は「くしゃみや鼻水などの症状がある猫や犬に触れる際は過度な接触を避けて、早めに獣医師の診察を受けて。触る際は手袋やマスクを着け、触れた後には手洗いを徹底してほしい」との報告がありました。
上記の写真の記載では中・高齢者の方に多い傾向が見られますが若い方でも発生も報告されています。体調が優れない場合や免疫抑制剤などを服用されている方などは特に注意してください。また、今回発生したコリネバクテリウムも注意が必要ですが、さらに発生率が高いペット由来の感染症もありあすので、日頃からの予防(特にノミダニの予防や狂犬病ワクチンなど)も大切です。何か様子がおかしい場合は獣医さんにご相談ください。
<コリネバクテリウム・ウルセランス感染症>
コリネバクテリウム・ウルセランス菌という細菌によって引き起こされる。人や猫、犬、牛などの動物への感染が確認されていてのどや肺、皮膚などに症状が出る。症状はジフテリアとよく似ている。マクロライド系抗菌薬による回復例が国内で報告されている。人から人への感染例は国内で報告がなく、海外でも非常にまれとされる。
<ジフテリア>
のどや鼻に菌が感染して、鼻みず(血が混じった粘液膿性)、高熱、のどの痛み、犬が吠えるような咳などが出てきます。牛の首のように、首が大きくはれてくるのが特徴です。
のどに偽膜と呼ばれる白い膜ができて、窒息することもあります。菌の出す毒素によって、心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるので注意が必要です。
<参考> 記事・写真を一部抜粋させていただきました。
sippo : https://sippolife.jp/article/2018011600003.html
厚生労働省:コリネバクテリウム・ウルセランスに関するQ&A
産経ニュース:http://www.sankei.com/life/news/180115/lif1801150015-n1.html(写真を抜粋)
YaHooヘルスケア:ジフテリアについて