子宮と卵巣、もしくは卵巣のみを摘出します。早い子であれば生後6ヶ月頃には発情がきます。手術の前に麻酔に耐えられるかの検査も必要ですので、その1ヶ月前には獣医さんに相談するのが良いでしょう。 精巣のみを摘出します。生殖器疾患の発症リスクから見て、雄は雌ほど急ぐ必要はありません。生後3ヶ月〜8ヶ月くらい(ペニスの大きさが大人と同じくらいになる頃)で、検討すると良いでしょう。避妊・去勢とオススメのタイミング
子犬や子猫を迎えてから早い段階で、『避妊・去勢』を行うかを考える時期が来ます。
発情行動や生殖器疾患のリスクを抑えるメリットがありますが、飼い主さんには手術への不安ももちろんあると思います。
ご自宅の子とのこれからの生活に向けて、避妊・去勢のメリット、デメリットについて見ていきましょう。
メリット
デメリット
- 手術のための全身麻酔
- 代謝が下がる事による肥満など
手術ですので全身麻酔をかけて行います。どんなに若くて健康な子でも、麻酔前の検査で異常がなくても、100%安全な麻酔というのはありません。十分に説明を聞いて納得した上で、決断するようにしましょう。
また、手術後は摘出した臓器で消費されていたエネルギーが蓄積するため、代謝が落ちて体重が増えやすくなります。手術前と同じ様にご飯をあげていると肥満になってしまうので、体重管理も行ってあげましょう。
生殖器疾患の予防効果
早期の避妊手術で、乳腺腫瘍の発生を防止しやすくなることがわかっています(初回発情前では90%以上防止)。犬の乳腺腫瘍の50%は悪性、猫の乳腺腫瘍の90%は悪性のため、避妊手術が推奨される大きな理由となっています。